こんにちは!ラム先生です。
文型ついて何度かに分けてご紹介します。
今回は…文法書や文法問題集に出てくるパターン問題について紹介します。中2〜中3のお子様が対象のお話になります。
いわゆる単元としての文型でよく出題される問題は書き換え問題です。特に第四文型と第三文型の書き換え問題が様々な試験で出題されます。
例えば
・teach+人+物≒teach+物+to 人
・buy+人+物≒buy+物+for 人
・ask+人+物≒ask+物+of 人
のようなモノです。
前回の復習ですが、「前置詞+名詞」はカタマリの品詞が変わりますので、左側が第四文型、右側が第三文型となるわけです。
中学英語では「for型」と「to型」という風に無限に覚えなければいけないわけです。
さて、3つマスターしましょう!
①第四文型の動詞のコアは「授与」
例外はありますが、第四文型の動詞は相手に何かを与えるというコアイメージを持つものが多いです。
Mr.Yamada teaches us English.
→私たちに英語を教えるという意味ですが、英語という知識を「与える」と捉えることができます。
My mother bought me this pen.
→私にこのペンを買ったという意味ですが、買い「与えた」ととらえることができます。
②例外のコア「奪う」※与えるの逆
May I ask you a favor?
お願いがあるのですが?
favorは好意という意味です。
上の文を直訳するとあなたから好意をいただくことはできますか?という意味になります。
①②の文を第三文型に書き換えてみましょう。
Mr.Yamada teaches English to us.
My mother bought this pen for me.
May I ask a favor of you?
さらに前置詞を「矢印」に置き換えてみましょう。
Mr.Yamada teaches English →us.
My mother bought this pen →me.
May I ask a favor ←you?
実はofだけ矢印の向きが違うんです。
ちなみに同じく「奪う」系の代表的な動詞としてcostやtakeがあります。
It cost me 1,000yen.
1000円かかった→奪われますね、お金。
③toとforの使い分け
これは簡単です。
・toは相手が必ず必要
・forは自己完結可能
と覚えましょう。例えばteachは教える相手が必ず必要です。一方でbuyは自分で何かを買って自己完結ができるという考え方です。
ではこんな英文はいかがでしょう?
My mother read a book to me.
相手ありきの「読む」ですので、「読み聞かせ」というようなニュアンスになるわけですね。
いかがでしたでしょうか。このように丸暗記から少し離れて英語を学習し、面白さを感じていただけると嬉しいです!