こんにちは。キリンコ先生です。
本日は2024麻布中の算数について話していこうと思います。
麻布中の算数は、誘導にのれると綺麗に解くことができるようになっている問題が多く、この小問を次にどうやって使うのだろうと考えるのが非常に楽しいです。
コロナ禍になって昨年までは全体的に取り組みやすく作っている様子でしたが、今年は麻布色全開のとても楽しいセットでした。
では、2024麻布中の全体の講評です。
大問1 普通の四則計算です。レベルA
大問2 平面図形の問題です。(1)が(2)の誘導になっています。レベルB
大問3 流水算の問題です。正解したい問題です。 レベルA
大問4 規則性の問題です。平方数が絡む問題で、(3)は自分で検討をつけて、近づいたら丁寧に調べていきましょう。 レベルB
大問5 ぐるぐる回る速さの問題です。(1)が(2)の誘導になっていますが、中々気づきにくいので飛ばしてしまっても良いと思います。 レベルC
大問6 これぞ麻布という誘導に気づいたらとても気持ち良く解ける問題です。(1)、(2)はどの受験生も一度は経験のある桁バラしの問題です。ただ(3)で急にやらされる作業の意味に(4)をやっている途中に気づいたら、きっとその時は麻布中のファンになっていることでしょう。 レベルC
実際、合格していくためには、大問4までで1、2ミスぐらい。大問5の(1)をとって、その後の大問6は(1)から(3)まで取れたら十分でしょう。
麻布中を目指しているお子様には、問題をしっかり読み、そこで取り組んだことが次にどうつながっていくのかを考えて予測していく力が必要です。
そのため、我流の解き方だけにこだわるのではなく、クラスの別の人の考えや、先生が教えてくれる考えを柔軟に吸収していけるように意識してやっていってください。
きっと麻布中の先生が求めている子供は、周りの意見を聞きながら、自分の考えをより良くブラッシュアップしていくことができる子供だと、私は思います。
ではまた!