算数・数学の勉強法(1)

数学

こんにちは。キリンコ先生です。
今回からは算数・数学においての勉強方法について書いていこうと思っています。数回お付き合いいただければと思います!


まず、親御様からの相談で、ミスが多いミスを減らしたい、といったものがとても多いです。それがなくなれば得点が上がりますので当然だと思います。

ミスとはどんなものなのかですが、大きく分けて以下の2つだと自分は考えています。

①計算ミス
②問題文の読み間違いや条件落としによるミス

逆にこれ以外で失点につながっている場合は、実はミスではなく、正しい理解をしていないために作業を間違っている可能性の方が高いと思います。
なので答えが間違っていた時に、それはミスだったのか理解していなかったのかを正しく分析して対策していかないといけません。
この分析が1人でできるためには客観的に自分のことを見れないと難しいので、中学受験をする予定の小学生の親御様は、お子様の精神的な成長スピードに合わせてお手伝いしていただくのが良いと思います。お子様に任せる目安の時期としては、小学6年生の7月ぐらいだと思います。が、ここも個人ごとに差がありますので様子を見ながら対応していく形が良いです。高校受験をする中学生は、基本的に自分でやり、分析に困ったら、自分から頼れる人に相談しにいくようにしましょう。

しかし、このミスを減らすことは、安定するまでとても時間がかかりますし、ミスをずっと0にするのは至難の技です。
なので、考え方として直近のテストの得点を上げるためには、実はミスを減らすよりも解法知識をよりたくさん身につけたり、思考力をつけていくことのほうが近道だったりします。そうして力がついた状態で最後にミスを減らすことができれば得点もより上がるといった形です。
それに合わせた算数・数学の勉強の進め方は以下の流れになります。

①解法知識を理解し、定着するまで訓練する。(定着に必要な回数はお子様によって変わりますので、問題によっては宿題で出されている回数より多く取り組みましょう)
②自分にとって難しい問題を10分など時間を決めて取り組み、その時間内はやったことのある問題に似ていないかや、このぐらいかなと数字を決めて作業してみたりして思考力をつける。
③ミスをなくしていく。

ミスに関しては、過去問をやり始めて自分の志望校に合格するために何点たりないのか具体的に分かってきてからが一番減らせます。なぜなら志望校への気持ちが大きいほど焦るので、なんとかしないとマズイという気持ちに誰しもなるからです。
なので、受験生の9月以降からは③のウェイトを上げて①と②の間に持ってくるイメージで勉強を進めていただければと思います。

では次回はミスが起きにくくなる方法について書いていこうと思いますので、よろしくお願いします!

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